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経営者のためのPoker入門 vol.1 ポーカーで経営に強くなる

著者: 大川弘一

経営者のためのPoker入門 vol.1 ポーカーで経営に強くなる

皆様こんにちは。まぐまぐというメルマガ会社の創業者、大川弘一と申します。今月から始まりました経営者のためのポーカー入門、今回は記念すべき第一回目でございます。

まずは簡単に自己紹介から。 わたくし、1970年に埼玉県で生まれまして、特に不自由のない母子家庭で過ごしつつ、近所の塾に通ったりしておりました。

1日10時間の受験勉強をし、慶応の付属高校に合格したのもつかの間、内部推薦で進んだ慶応大学商学部で4年間に3回の留年を積み重ね、容赦なく春先の世間に放り出されることとなりました。

放り出されついでに辿り着いた京都でバイトを始め、酒販ディスカウントチェーンでパソコンを導入する仕事を自分でつくりながらインターネットの黎明期を迎えます。これが1994年ごろ。

ほどなく、小さなことからでも自らで事業を興そうと酒販会社から独立し、それ以来、18年ほどの間に上場やら増資やら横領やら胆石やらを経て、すこやかな現在にいたります。

さて。 そんな私も昨年の末にまぐまぐの社長を離れまして、その頃と前後して世界中のカジノでポーカーをしながら旅をするようになりました。おかげさまで旅の様子をまとめた本もご好評をいただいており、拙著のアツいご感想をB-plusさんからいただいたご縁でこうして文章を書かせていただいている。という段取りです。

で、 日本ではまだカジノが解禁になっていないこともあり、そこまでメジャーではないこのポーカーというゲームですが、世界中のカジノにはどこに行ってもポーカーテーブルがゴロゴロございます。

カジノでは、小銭から大金まで数多くのトーナメントが昼夜を問わず行われ、上位10%の入賞者が全員分の参加費を分け合ってホクホクと家に帰ります。 最も大きい大会は毎年ラスベガスで行われ、8,000人の参加者全員が1万ドルを持ち寄って参加して、1位になったプレイヤーは8億円の賞金を手にしてカメラにドヤ顔をかまします。

さて、このポーカー。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、カジノ内に数多くあるゲームの中で、実は、最も、「運の要素が少ない」ゲームです。別の言葉でいうならば、プロでもアマでも、「プレイヤーの人格がそのまま出る」ゲームです。

つまり、自らの置かれた状況を冷静に分析し、相手をみくびらず、適切にリスク&リターンを把握したうえで行動することができれば、利益を自在に導ける。またそのいっぽう、自分の虚栄心や、ビビリがちなところや、夢を見過ぎるところなど、あらゆる形の気付きが、プレイ中のあちらこちらに存在し、それらのメッセージは、自己責任を最も具現化した形であなたに襲いかかります。

これはなにかに似てますね。そうです。経営そのものです。

自らが何かを成し遂げたことのない三代目社長も、いつまでも創業時の手法にこだわり続ける起業家も、時代に添っていないという意味においては何の違いもありません。

経営者が時流のうねりを見据え、求められるアクションを自ら起こし、状況に応じて《自分自身》を大胆に変容させていくためのトレーニングとして、ポーカーは最も適したシミュレーターである。というのが、この連載を通じてお伝えしたいことでございます。

そして今回は連載第一回目。ポーカーのルール自体をご存知ない方に、その良さを延々とご説明申し上げてもラチがあきませんので、まずは私の推薦責任で、こちらの動画をご覧ください。

→ https://www.youtube.com/watch?v=QvKBpXWC2pw

いかがですか。 ワンペアとかツーペアとかは皆さんご存知でしょう。もしかしたらフルハウスやらロイヤルストレートフラッシュなんかも聞いたことあるかもしれません。

ところが競技ポーカーでは、役を作ることは重要ではないんです。チップの圧力で相手を排除したら、自分のカードも見せずに勝利を収めることができるわけですから、役作りはゲームにおいて重要なポイントではありません。

目的は《生き続ける》こと。 《無理をせず》 《戦わずして勝ち》 《したたかに、そして誠実に》 そうやって長い時間を生き抜いて初めて、最後の1人になれるんです。

今回から僕がお届けするのは、それぞれの世界で、皆様に必ず勝者となっていただくため、僕自身が皆様からのビジネス相談にお答えするというもので、400日間に及ぶ海外トーナメント経験を生かしつつ、一緒にベストディシジョンを探していければと思っております。

ご自身で起業をしたばかりの方も、先代から事業継承なさった方も、頼り甲斐のある参謀ができたと思ってなんでもご相談ください。皆様のビジネスにおける成功が、僕の喜びです。

それではまた次回!